最近は、あらゆる石材が中国に輸入され、日本で建立される墓石のおおよそ90%近くが、
中国で製作されています。
職人のレベルも高度な技術を持っていますが、中国といえば、色々な工芸品で有名で、手先の器用さは、
ご存知の事と思います。
今回、そんな素晴らしい技法で、お墓のカロート内に、施主のお仏壇に鎮座ざれている「お釈迦様」と
まったく同じ「お釈迦様」を、彫刻したいとご要望がありました。
彫刻では、仏画の細い線は表現できないので、「影彫り」と言う技法で、カロートの壁面に「お釈迦様」を
彫り入れました。
出来栄えは、お見事、の一言です。
施主も出来栄えに、とても感激されていらっしゃいました。
また、墓石の花筒には、桜の木を「象嵌(ぞうがん)」という技法で、花びらはピンク色の石を、
木の幹は、茶色の石をその形状に加工し、石の花筒に一つづつ、はめ込んで行きます。
とても細かい作業ですが、こちらも出来栄えは想像以上で、緑の映える石材「M-1-H]との相性も
良く、素晴らしい墓石が完成しました。
もちろん、当店標準仕様の(オプション代金は頂いていません)耐震施工も施し、構造的にも
しっかりとした墓石になっています。
施主様の新しいお墓づくりの考え方に、感謝します。
ありがとうございました。
ご閲覧ありがとうございました。 木村