2014年12月29日

今年最後のお墓開きです。尾張旭市平和墓園

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 12月28日、今年最後の大安日にお墓開きをさせて頂きました。
天気も良く、風も無く、とても穏やかな一日でした。



完成したお墓は、晒を巻いて、お墓開きまで、待機です。
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今回のお墓は、当店一番人気の洋型墓石ですが、竿石のサイズも標準より若干大きめですので、かなり迫力のあるデザインになります。
ここの墓地は、間口が1mもなく、奥に長い区画形状なので、デザインがどうしても限られてきますが、このデザインは、その区画にもしっくりと落ち着くデザインだと思います。

最近は、洋型デザインで御建立される方がとても増えてきましたが、建立される方の年齢層が若くなってきたのも理由の一つなのでしょうか。

熱心なお客様の中には、ご自身でデザイン画を起こし、ご持参される方もお見えになります。

和型、洋型を問わず「お墓」に関して興味を持って頂き、またそこからご先祖様の事を思い浮かべ、自分自身の存在をハッキリと浮き彫りにすることで、いかに自分自身が大切な存在であり、また多くの協力者によって「生きている」という実感が認識できるのではないでしょうか。

昨今、各メディアで「引き墓」とか、丘陵地帯などへの散骨墓などが増えてきていると報じられていますが、私個人としては、「お墓」を持たれないのは、本当にもったいない事だと思います。

仕事柄言うのではなく、お墓参りをした時の安堵感や、お掃除をした時の充実感は、お墓があってのことです。
それらを得るきっかけを放棄するのは、とても残念な事だと思います。

必ずしも、いわゆる「墓石」を建立しなくても、例えばホームセンターで豊富に販売されている石材を利用し、ご自身でお墓をデザインし、創られても良いのではないのでしょうか。

墓地そのものが不足してるのは事実でしょうし、これからは、もっとその傾向が顕著になってくる事でしょう。

でも、お墓を創る事が必要になった時に、墓石を建てるのではなく、ご自身の御利益(ごりやく)のためにも
是非、「お墓」を「創って」頂きたいと願っています。



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ご閲覧ありがとうございました。

来年も宜しくお願い申し上げます。   木村

posted by キムラです。 at 15:53| 愛知 ☀| Comment(0) | 完成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月14日

そうだったの?! 目からウロコ お墓のお掃除教えます。  プロが教えるお墓のお掃除のコツA 「彫刻文字のお掃除」


 前回に続いて、お墓のお掃除のコツその2です。
今回は、お墓の文字の中の汚れ取りの「コツ」を、ご案内致します。

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 彫刻文字の中は、結構汚れが残っていたりしますが、歯ブラシを使ったり、色々と工夫をされている事だと思います。
でも、奥の方は歯ブラシの先も届かず、諦めていらっしゃる方もお見えになると思いますが、そこで、彫刻文字の奥まで綺麗に汚れを取り除く方法の手順をご説明致します。

まず、ご用意して頂きたいのは、汚れを取り除く為の「ブラシ」ですが、ホームセンターで、ブラシの先が、細くて、奥まで入りやすいブラシが販売されていますので、出来ればそれをご用意下さい。
無ければ、古い歯ブラシでもいいですが、先が丸く跳ね上がってる状態のがあれば、尚良いと思います。

次に、爪楊枝(後ほど使い場所の説明があります。)
そして、霧吹き(水の出方が調整出来るものをご用意下さい。)に、タオルです。


では、順番に手順のご説明です。

まず最初に、ブラシで彫刻文字内の汚れを取り除きます。
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この時に一つご注意して頂きたいのは、彫刻文字は、彫ってある部分がかなり鋭角的な箇所もありますので、
ブラシで汚れを取るのに気を取られ、ブラシの柄で、鋭角的な部分を、欠かしてしまうこともありますから、気をつけて下さい。

次に、ブラシが届かない奥の汚れですが、よくあるのが「蜘蛛の巣」で、奥にある場合は「爪楊枝」で取り除きます。
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この様に、ブラシと爪楊枝で汚れを取り除いたら、霧吹きの水の出方が写真の様に、ピューッと一直線状になるように調整をして、彫刻内部の洗浄をします。
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この時の「コツ」は、かけた水が跳ね返って来ないように、タオルでガードしながら、洗浄して下さい。
そうしないと、まともに自分に汚れた水が掛かってしまうことがあります。
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汚れが取れましたら、後は、硬く絞ったタオルで、「トントン」と叩きながら、吹き上げて完了です。
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 ご参考になりましたでしょうか。

次回は、剥がれてしまった彫刻文字の「色入れ」についてです。

お墓の文字の色入れはコチラ



ご閲覧ありがとうございました。  木村




2014年12月02日

カーサメモリア お母様の想いを心に込めて・・・   尾張旭市大久手墓地

デザイナーによるデザイン墓石です。

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このお墓は、若くしてお亡くなりになられたお母様のために、御長女様がデザインをお選びになり、アレンジをされました。

採用する石材もお選び頂き、全体をピンク御影のG663で囲い、墓石本体と、須弥壇へ続く拝石の案内石として、ニューインペリアルが脇を固めます。



「敬 愛」という彫刻文字も、御長女様ご自身が、毛筆で書かれ、それを忠実に再現しました。



とても可愛らしく、しかし「凛」とした石碑は、この場所へ来られる度に、優しさに包まれる事だと思います。



最後までしっかりとお墓づくりに参加され、お疲れ様でした。


心より感謝申し上げます。


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ご閲覧頂きありがとうございました。    木村




posted by キムラです。 at 23:16| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カーサメモリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月01日

そうだったの?! 目からウロコ お墓のお掃除教えます。 プロが教えるお墓のお掃除のコツ@

 今年も、あと一ケ月を残すのみとなりました。
皆様は、今年どんな一年だったのでしょうか。

振り返って見ると、社会的にも消費税のアップや、御嶽山の噴火など、現実的にも、また精神的にも大きな出来事があった年だったと思います。

私自身も、まさに文字通り「光陰矢の如し」で、あっという間に過ぎ去った一年になります。

ここで、少しおもしろい学説を一つ。

小学校の時は、一ヶ月半程の夏休みが、とても長く感じました。
お正月が過ぎ、次のお正月までも、とても長く感じ、小学校を卒業するまでの六年間は、自分の人生のすべてで、大人になる事は、果てしなく遠い、未来の事のように私は感じていました。

それが、進学をし、社会人になるにつれ、一年という時間が、とても短く感じるようになり、毎年の暮には、「時間が経つのが早すぎるよね。」っと、年末の挨拶言葉にもなっています。

どうして同じ一年が、子供の頃と、大人になってからとは感じ方が違うか? ということに関しての学説ですが、それは「体感時間」といって、人生80年とすると20才位までで、その80年間のほぼ80%を消化するという仮説です。
簡単に言うと、20歳までで80年間の80%を消化するわけですから、64年間÷20=3.2年間というわけで、20才くらいまでは1年が3年位に感じているという事です。もちろんこれは、感じ方の比較論ですので、年をとるに連れ時の流れが早く感じるのはなぜか?という問いに対しての一例です。


今年の忘年会の小ネタにいかがでしょうか?


さて、本題に戻りますが、年の瀬も近づき、そろそろお墓のお掃除をと思いの方に、お墓のプロが、お墓のお掃除や、お手入れ方法などを今後、ご案内させて頂きます。

私達が、霊園などで作業中によく聞かれますので、多分みなさんは、特に新しく建墓された方は、墓石に影響が出ないか心配しながら、見よう見まねでされていると思います。

そこで、「そうだったの?!目からウロコ お墓のお掃除教えます。〜シリーズ」のコーナーを設けることにしました。最終的には、墓石の水垢取りまで、ご案内したいと思っています。


第一回は、「お墓にお水は、掛けていいの?」について

お掃除前
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お掃除後
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先にも書きましたが、霊園などで作業中に一番良く聞かれるのが、この質問です。
お墓にお水をかけるのは、宗派によって変わってきますので、その意味については割愛させて頂きます。
では、お掃除をする上で、お墓の「墓石」については、どうなんでしょうか。

答えは、YESです。ただし、手順があります。

普段から墓石は風雨に耐えていますので、お墓参りの時に、水をかけることで、墓石に影響が出ることはありません。お掃除の時は、タップリと水を掛け、綺麗に洗ってあげましょう。
でも、水を掛けて洗う前に、もう一手間お願いします。ココが「お墓のプロのお教えするポイント」です。

お掃除に行かれて、お水で洗う前に、お墓に付いた枯れ葉や、砂埃(目に見えて無くても墓石の表面にはたくさん砂埃が付いています。)、時には鳥の糞なども付いているかもしれません。
それらをまず先にしっかりと、取り除いて下さい。出来れば、ホームセンターで売っている「馬毛刷毛」で、墓石全体をしっかりと除塵しましょう。

馬毛刷毛
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そうすることで、石材表面のとても小さな穴(細孔さいこうといいます。後々よく出てきますので、覚えておきましょう)に、水を掛けることで、石材表面の小さなホコリが水と一緒に入り込むのを防ぎます。

皆様はすでにご存じの方も多いと思いますが、「石」は水を吸います。なので、水をかける前に、しっかりとホコリをとってあげて、汚れた水が入り込まないようにしてあげる事が大切です。

「墓石の水垢」は、汚れた水が入り込み、水だけ乾き汚れが残る状況が何年も続いた結果です。
でも、雨がふる前にその都度、お墓へ行くわけも行きませんから、お墓掃除の時は、除塵は忘れないで下さい。

出来れば、お墓の前にある、水鉢や、香炉、花筒も取り外してお掃除をすれば完璧ですが、とても重く、少しでも当てたら欠けてしまいますので、あまり無理はしないほうが良いと思います。
でも、外した場合は、カロート入り口(納骨室)が見えますので、養生テープなどできちんと目隠しをしてあげましょう。

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除塵が済んだら、後はお水をたっぷり掛けてあげて、拭き上げて下さい。ここで、今日二回目の「お墓のプロのお教えするポイント」です。

まず、全体を吹き上げた後、次に固めに絞ったタオルで、「タタキ仕上げ」をして下さい。
タタキ仕上げとは、文字通りタオルで、墓石を軽く「トントントン・・・」と叩きながら、墓石の表面に残った水分を吸い上げるようにすることです。
特に水垢のつきやすい墓石の連結部の立ち上がり角部などは、念入りにタタキ仕上げをしましょう。
そうすることで、前出の「細孔」に残った水分や汚れも吸い上げます。



大まかなお墓のお掃除の流れとポイントですが、石質の硬いインド材等であれば、乾いた柔らかいウェスなどで、乾拭きをしてあげれば、より艶も出てきます。
 


まとめます。第一回目のポイント。

@お水を掛ける前に、必ず「除塵」をすること!
A墓石を洗った後は、固めに絞ったタオルで「タタキ仕上げ」

お疲れ様でした。

次回は、「彫刻文字の汚れ除去」についてです。



ご閲覧ありがとうございました。  木村