2015年02月24日

お墓のクリーニング お地蔵様もスッキリ 爽快!!

 春のお彼岸が近づいてきたせいか、お墓のクリーニングのご依頼が増えてきました。

気候もポカポカと、暖かくなって来ましたので、お墓のクリーニングにはとても良い時期だと思います。

先日は、お墓の文字の色入れの方法をご案内しましたが、
クリーニングに関しては、私がオリジナルで調合した特殊なケミカル剤を使用しますので、使い方を間違えると
石材そのものを痛めてしまう事にもなりかねませんから、さすがにお教えすることは出来ませんが(是非技術を覚えたいと熱意のある方は、ご相談下さい。ただし、県外の方でお願いします。笑)、
ケミカル剤を使わなくても、かなり綺麗になりますので、ご参考になさって下さい。

でも、水垢の除去はケミカル剤を使わないと、かなり難しいと思います。


 では、現場写真を見ながら作業順序のご説明をさせて頂きます。

一般の方の場合、道具は、前回ご案内した、馬毛ハケ、ブラシ、そしてバケツにタオル、それだけでいいです。

 


 今回クリーニングをさせて頂くお墓です。

PIC_1157.JPG

水垢もかなり付着しています。
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特に汚れの溜まりやすい、香炉廻りです。
PIC_1045.JPG

お地蔵様も永年の汚れをしっかりと、受け止めていらっしゃいます。
私達の分も受け止めてくれているのでしょうか。
Image2.jpg

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彫刻文字の内部もかなり汚れが付着しています。
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それでは、まず最初に馬毛ハケでしっかりと永年のホコリや苔を取り除きます。
これだけでもかなり綺麗になります。
ここで注意して頂きたいのが、除塵前に絶対に水を掛けないことです。
乾いた状態でホコリや苔を取り除いて下さい。

zyozin.jpg

お地蔵様の苔もしっかりと取り除きます。優しくです。
お地蔵様養生シート.jpg


 さて、除塵が済んだら、今度はお水をタップリと使って綺麗に洗って上げて下さい。
この作業の注意ポイントは、上の写真にあるように、お隣のお墓に汚れた水が掛からないように、養生シートでカバーを掛けて上げて下さい。

汚れた香炉廻りは、出来れば花筒や香炉などを取り外した方が綺麗にお掃除出来ますが、墓石は見た以上に重いので、自信が無いときは無理をしない方がいいです。
細かい所はブラシを上手く使って、汚れをかき出して下さい。


 ここから、業者である私はケミカル剤を使って水垢の除去に入ります。

一般の方は、お水をかけながら、ブラシでゴシゴシと汚れを取り、それでも取れない汚れはケミカル剤を使わないと取れない汚れですので、ここでお掃除終了となります。

あとは、タオルで水分を「トントン」と叩くように拭きとって上げて、完了です。


 これだけでも驚くほど綺麗になったお墓に、気分もスッキリ爽快になるはずです。


さて、私は仕事に戻って、水垢取り、サビ取りと作業を進めます。

この赤い液体は、サビ取り剤が、「サビ」に反応した証拠です。

パッと見ただけでではわかりませんが、こんなにサビが発生していたんですね・・・。
PIC_1168.JPG


 お墓の水垢も取れ、お地蔵様もお綺麗になり、サビも除去して作業完了です!


わたくしも、気分スッキリ爽快となりました。


ありがとうございました。

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posted by キムラです。 at 18:33| 愛知 ☁| Comment(0) | お墓のクリーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月16日

お墓の文字の色入れ

立春も過ぎ、暦の上ではもう春ですが、あのポカポカと気持ちのよい季節には、もう少し時間がかかりそうです。

そして、来月は、春のお彼岸となります。
三月十八日にお彼岸入りとなり、二十四日にお彼岸明けとなります。 

「彼岸」の本来の意味は、七日間にわたって行われる法会(彼岸会)のことで、この頃になると、
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、しのぎやすい季節になります。
また、「彼岸」の名称は、仏典の到彼岸(波羅蜜多という梵語の漢訳)からきていると言われていますが、
その意味は、この現実世界から、煩悩を解脱し、理想の涅槃の世界へ行く、という意味だそうです。
(現実=此岸・しがん 涅槃=彼岸・ひがん)


 さて、今回は、前回の「文字のお掃除」で、綺麗になった彫刻文字に、色を入れる方法をご案内します。

私達のような業者でも、色々な方法で色入れをしていますので、どれが一番良いのかは、わかりませんが、
今回のご案内は、ご自身でお墓のお手入れをして頂くための参考として、ご覧頂ければと思います。
 使用する塗料は違うかもしれませんが(業者でも、同じ塗料を使っているところもあるようなので、ご安心下さい。)、
手順は、同じです。

お天気のいい日に、お弁当持参で、のんびりお墓にお化粧をしてあげれば、色を入れるだけでも見違える様に、
なります。

 でも、あくまで自己責任でお願いします。



 では、始めます。

今回は、一般の方でも、墓石本体の色入れと比べ、作業がしやすい「墓誌版」で、ご案内します。

まず、墓誌版で、経験を積んで、「出来る!」と、自信が付いたら、お墓の正面彫刻文字に挑戦してみてください。

「無理だ・・・」と思われたら、深追いするのは止めましょう!
業者に頼んでも、一万円から二万円程でやってもらえますので、(ちなみに当店は、墓石一式で、一万八千円税込です。
少し宣伝させて頂きました。)潔く、プロに任せましょう。

また、石材がツルツルの鏡面仕上げでない場合や、鏡面仕上げであっても御影石(花崗岩)以外の場合は、塗料が染みこんでしまう事がありますので、充分注意して下さい。



ステップ@  道具

では、用意する道具の説明です。次にご案内する道具が必要になりますので、ホームセンターで購入して準備しておきましょう。

1) ブラシ 古い塗料を剥がします。
ブラシ.jpg


2) 養生テープに紙テープ
養生シート.jpg


3) 筆  色入れに使用します。
筆.jpg

4) ラッカー塗料 絶対に必要です。
ラッカー塗料缶入り.jpg

5) スクレーパー 余分な塗料を取り除きます。
スクレーパー画像.jpg


 上記のうち、スクレーパーをお持ちの場合、「刃」だけは新品に取り替えて下さい。ココが、コツでもあります。




ステップA 古い塗料を剥がします。

元々、色が入っていて、剥がれてきているような場合は、ブラシなどを使って綺麗にして下さい。
前回のお掃除で使用したブラシがあれば、それを使います。
全部、綺麗に取らなくても構いません。私達は、剥離剤を使って、完全に除去しますが、そこまでしなくても、5年〜6年は、持ちます。
墓誌掃除.JPG




ステップB マスキングをします。

写真の様に、文字の周りを紙テープで、マスキングします。
そして、墓誌版の下に、養生シートを、写真と同じように張ります。 意味は、後でわかります。
墓誌マスキング.jpg




ステップC 色入れ

さあ!いよいよ色入れです。落ち着いて、ゆっくりと進めましょう。
慌てる必要は、まったくありません。

ココで、ポイント!
缶入りラッカーは、塗料と、うすめ液が一緒に入っていますが、缶の中で分離しています。
なので、缶を開ける前に、よく振って混ぜ、缶を開けて塗る際も、定期的に混ぜましょう。
また、筆は、ドボッと浸けずに、筆先で塗料を少し取るだけでいいです。
ドボッと浸けたりすると、余計な所に色がベタベタ付いて、後で余計な手間が掛かります。

多少、文字からはみ出しても、気にしません。サラサラと筆を進めて下さい。
墓誌色入れ.JPG
 



ステップD 仕上げ
墓誌色入れ完了.jpg


ここまで来たら、ほぼ完了です。

塗料がしっかりと乾いたのを確認して、スクレーパーで、余分な塗料を剥がします。
この時に、塗料が生乾きだと、今までの作業が台無しになってしまいますので、とにかくしっかりと乾かして下さい。
冬場で1時間〜2時間、夏場で30分〜1時間程度でしょうか。

お弁当タイムですね。


この剥がす作業で、最初にマスキングした養生シートが効いて来ます。
剥がれた塗料は、小さな削り節の用で、墓地に那智石などが巻いてある場合など、その中に入り込んで、取り除くのが大変です。

削りカスは、養生シートで受け止めます。




ステップE 完成

ハイ、出来上がりました。
墓誌色入れ完成.jpg


どうでしょうか? 是非、チャレンジしてみてください。



一文字づつ、筆で色を入れていきますので、おじいさんやおばあさんの戒名や法名などに使われている文字や、その意味をじっくりと考えるとても良い機会になると思います。




 ご閲覧ありがとうございました。   木村




posted by キムラです。 at 22:46| 愛知 ☁| Comment(0) | 補修・リフォーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月15日

お墓の彫刻 松の影彫り   尾張旭市平和墓園

 お墓に文字だけでなく、色々な柄を彫刻することがとても多くなりました。

洋型に限らず、和型墓石でも増えてきています。


今では彫刻技術もすごく発達し、色々な彫刻技法で、思い出の品や、お気に入りの柄を墓石に彫刻することが

可能になりました。


今日、お墓開きをさせて頂いたお墓にも、亡きご主人がいつもお手入れをされていたという「松の木」の小枝

を影彫りで再現致しました。

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 お施主にも「松の小枝」の影彫りに喜んで頂き、お墓も墓誌版を組み込んだコンパクトなデザインで、また

墓前灯篭のような石製ローソク立てが独立して設置してありますので、機能的かつ高級感溢れるデザインだと

私も自負しております。

実は、この墓前灯篭のようなローソク立てのあるデザインですが、当店の一番人気のデザインです。

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 立派なお墓が出来上がり、一安心しました。

今後とも末永くお付き合い頂けますよう、お願い申し上げます。

ありがとうございました。



 

 さて、前出のお墓に彫る技法ですが、今回の影彫りの他に 拝石(はいせき)部分によく使われる「サンドブラスト」

花がらなどによく使われる立体彫刻「ファントーニ」などがあります。

また、彫刻ではなく、図柄を石で作り、それをはめ込む技法「象嵌(ぞうがん)」もあります。


サンドブラストによる拝石彫刻
DSCN1508.jpg

ファントーニによるカサブランカ彫刻
IMG_2111.JPG

象嵌(ぞうがん)による花がら 桜
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影彫りによるカロート内の釈迦
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 ご覧のように現在では、色々な方法で彫刻を施す事が可能になっています。

お客様が書かれた書体や図柄、また写真なども彫刻可能です。

 お墓建立時には、是非石屋さんに相談してみてください。



彫刻だけでもオリジナルにすることで、ご家族の気持ちのこもったお墓になると思います。



 木村


ラベル:彫刻
posted by キムラです。 at 21:14| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お墓へのデザイン彫刻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月12日

お墓のリフォーム、クリーニングのご依頼です。愛知県新城市

 三寒四温と言いますが、最近の天気は、それそのままの様で、体が付いて行くように気をつけなければいけません。

今年もすでに、20件余りのご依頼を承っていますので、気を抜くことは出来ません。

でも、もうじき春が訪れる前兆でしょうから、気分は、軽やかです。



 さて、今回は、お墓のリフォームのご依頼を受けました。

つい先日、新規建立をされたお客様からのご紹介ですが、立派な間石積みの墓石はそのままに、

小さな墓碑代わりの玉石を、綺麗に纏めたいとのご要望です。


IMG_7307.JPG



また、こちらの墓碑は、「納骨」スペースがなく、当然、カロート口も設けてありません。

そこで、今回新しく地下カロートを石材で設ける事にしました。

 今まで見守って頂いた、先祖代々の墓碑も、この機会に綺麗にしてもらいたいとのご希望も承り、

お地蔵様も含む、すべての石碑のクリーニングも、合わせて承りました。


 私共の、技術を総動員し、綺麗にさせて頂きたいと思います。



ご閲覧いただきありがとうございます。   木村



posted by キムラです。 at 18:28| 愛知 ☀| Comment(0) | お墓のクリーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月11日

お墓の雑草防止 防草マサ土の効果は!?

 お墓のお手入れで、一番大変だと思うのが、墓地内の「草取り」ではないでしょうか。

取っても取っても、生えてくる雑草ですが、もっともその雑草を取りに行くのが、お墓参りだとも思うのですが、広い墓地だと、かなりの時間も掛かると思います。

そこで数年前に登場したのが、墓地内に敷設する「防草マサ土(まさど)」です。

早速施工に取り入れ、敷設しましたが、二年半前にお墓の傾き直しと、クリーニングを承った際に防草マサ土も同時施工したお客様から、今回、墓誌版新設のご依頼を承りました。

 いい機会だと思い、防草マサ土の効果は、どんなものかと確認に行きましたが、見事に防草効果は、発揮されてると思います。

メーカー側の説明では、5年から6年程は、効果があるとの説明でしたので、敷設後二年半なら、当然といえば当然ですが、この墓地環境で、しっかりと防草効果があるのなら、5〜6年ごとに敷設しても、費用対効果は、充分にあると思います。

ちなみに、こちらの墓地の場合、防草マサ土の敷設費用は、3万円ほどです。


 百聞は一家に如かず ご覧下さい。


前回工事を承った状況です。基礎を打って無いんですね・・・。最近、傾き直しのご依頼が多いです。
傾き直し前.JPG

傾直し前-2.JPG


クリーニングも同時に承りました。
水アカ汚れ-2.jpg




傾きを直した後の、防草マサ土敷設です。
下地を整えます。この時に、雑草を根からしっかりと取り除きます。
防草マサ土敷設下地.JPG


防草マサ土の前に、通常のマサ土を敷設します。
マサ土敷設.JPG


次に、防草マサ土が均一になるように、配置しておきます。
防草マサ土配置.JPG


防草マサ土を敷設して行きますが、大切なのは、「隅」です。防草マサ土が、墓地面を覆い被さるように、隅をコテで、抑えて溝を付けて行きます。
防草マサ土敷設隅処理.JPG


完成です。
防草マサ土敷設後.JPG


お墓も、クリーニングでこんなに綺麗になりました!
クリーニング後-2.jpg


・・・で、二年半後の状態です。
防草マサ土二年半後.JPG


いかがでしょうか。


費用を掛けずに、確実に防草するのであれば、セメントを薄く打てば済むことですが、
こちらのお施主のように、土だけでのご要望をされる場合もあります。その時は、やはり
「防草マサ土」を、お勧めします。



ご閲覧ありがとうございました。   木村




posted by キムラです。 at 21:11| 愛知 ☁| Comment(0) | 補修・リフォーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

新規御建立 愛知県新城市

 今回は、愛知県の新城市での墓石工事です。

集落墓地での工事ですが、公営墓地や新しく造営された民営墓地と違い、墓地の区画サイズが決まっていません。

はっきり言いますと、陣取り合戦の様に、それぞれの墓地区画が入り乱れている墓地が、多いようです。

永いなが〜い年月を経てきた結果なんでしょう。多分・・・。

こちらの現場は、そのような事もなく、ゆったりと区画が取られていました。

Image12.jpg


そのような墓地工事で一番気を使うのが、「地盤」です。

古くからある集落墓地は、昔、土葬だった所もあり、柔らかい地盤の所が多くあります。

基礎を打つ際、根掘りをしますので、どのような地盤か判るため、その地盤に合わせた基礎打ちをする事になります。

今回の現場は、そのような柔らかい地盤ではなく、比較的しっかりとした地盤でした。

しかし、代々引き継がれていく、ご家族のシンボルとなる「お墓」ですので、万端整え、しっかりと基礎を打ちます。


 こちらの現場は、墓地面が全面石貼りではなく、従来の巻石による「外柵」でしたが、こちらにも当店オリジナル工法の「防湿シート」を敷設させて頂きました。


基礎コンクリートの配筋も、基礎コンクリートが、配筋の上下にしっかりとかぶる様に、配筋を中に浮かせます。

榧下家基礎.JPG



鉄筋をなんでも入れれば良い、というものではなく、かぶりが浅かったり、鉄筋(配筋)がコンクリートからはみ出しているようだと、その鉄筋がサビて、いずれ破裂するでしょう。と言っても爆発するわけではなく、コンクリートの中で、錆びついて行くということです。



 常に新しいことにチャレンジし、良い事だと思ったら恐れず積極的に取り入れる。それは、以前からある工法や、知識の上に、更に一枚年輪が重なって行く事だと、私は、思います。


たとえそれが、とても薄い、オブラードのような年輪でも、続ける事が、今の私達の勤めではないでしょうか。




完成です。
IMG_7313.JPG

こちらもお墓開きまで、晒しを巻いて、しっかりと養生カバーを掛けて、その時を待ちます。
IMG_7315.jpg




ご閲覧頂きありがとうございました。   木村





posted by キムラです。 at 21:25| 愛知 ☁| Comment(0) | 施工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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