お施主は、名古屋市内で、大手ゼネコンなどのビル設計を担当する
設計事務所の社長です。
お年はとても若いのですが、お話をお伺いする度に、とてもしっかりとした
お考えをお持ちになられ、多くの社員を引率すだけの人望を充分に備えられた方でした。
今回は、アフターサービスにお伺いしたのですが、この機会にデザイン墓の製作過程を
簡単ではありますが、こちらの亀田家様のケースでご紹介したいと思います。
お施主の亀田様には、了解を頂いております。
最初の面談でお伺いした、色んなお話を元に、まず私共で簡単なラフスケッチを
書きます。
今回お入り頂く方のお人柄や、お好きだった事柄。また、故郷の事、お仕事。
その方への思い、思い出などを元にデザインを考案します。
決して上手くはありませんが、とりあえずのイメージとしてなので、お許し下さい(^_^;)
で、出来上がったラフスケッチを元に、製作可能なサイズ(強度など考慮しながら)を設定し、
図面を引きます。
また、お施主が使用石材のイメージをし易いように、カラーパースも作成します。
製図を引きますので、必然的に使用石材の一覧、御見積の基本となる「才数一覧」が出来上がります。
各部材サイズや、その石の量が明確に出ていますネ。
この「才数」に、ご希望の石材の「販売価格」を掛けてあげれば、それがそのお墓の製品価格となります。
この「販売価格」の中には、そのお墓の組み上げ費用も含まれていますので、こらら以外に必要な費用は、
基礎工事費、彫刻費、ステンレス花筒やお線香立てなどの付属品の費用となります。
もちろん、基礎工事費や彫刻費は、詳細を明記してありますので、ご予算に応じて調整もして頂けます。
たとえば、「花筒の彫刻費 ¥〇.〇〇〇」と、明記してありますので、花筒の彫刻をされなければ、
その分、節約が出来ます。
こうして、最初の御見積を提出し、それを元にお施主がアイデアや使用石種をご選択され、
私共に、デザイン修正の指示を頂きます。
さすが、設計事務所の社長です。とてもわかりやすい指示書です。
後は、この指示書を元に再度図面を引き、完成となります。
今回は、デザイン墓石でのご紹介ですが、和型墓石、例えば名古屋型などでも、
標準的なサイズは、決まっていますが、竿石の頭形状や花筒のデザイン、また上台、中台、四ツ石
の水垂加工や、亀腹加工などのデザイン選択も可能です。
特に、外柵が必要な場合は、外柵デザインで同じ様な作業が必要になると思います。
一基、一基そのお客様の思いを、「お墓」という形あるものに創りあげる、言葉は適切でないかも
しれませんが、漠然としたお施主のお気持ち、思いを「変換」してあげるお手伝いをする事が、
私達の仕事かもしれません。
<お知らせ>
平成27年度の、尾張旭市平和墓園募集受付状況をホームページで公開しています。
毎週火曜日にその時点の受付数を更新していますので、お申込みをご検討中の方は、
ご参考になさって下さい。
尾張旭市平和墓園 平成27年度募集受付状況 5月15日〆切
ご閲覧ありがとうございました。
ラベル:高浜市