2015年07月27日

お墓を整える

 先日、お店にお墓の草取りをお願い出来ないか、とお問い合わせの電話がありました。

もちろん、承りますと内容をお伺いした所、当店に電話をする前に、3件ほど業者に問い合わせをしたにもかかわらず、すべて断られたそうです。

信じられないのですが、内2件は電話の段階で断られ、1件は現場を下見した後、それっきりだったそうです。

直接お会いしてお話をお伺いしたのですが、とてもご高齢のお施主で、自分自身ではお墓のお掃除が困難になり、ご子息も遠方に在住のため、この度、業者に任せようと、問い合わせをされたとの事。

他に業者はいないものかと、電話帳を調べた所、同じ町内に当店があることをお知りになったそうです。


 当店は、一昨年に新店舗として移転してきましたので、存在をご存知なかったとの事でした。


お施主とご一緒に、墓地の確認をさせて頂き、御見積を提出させて頂き、御用命を頂きました。

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草取りをして、防草用にセメントを打ちます。

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雲行きが怪しかったので、セメントの養生が済むまで、シートで覆いました。
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セメントの養生が済んだ後、那智石を新しく撒いて完成です。

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また、墓石に納骨室を設けてないという事で、小さいですが納骨室も墓地内に設けさせて頂きました。

 ご予算は、税込みで¥26.200となります。



この作業の後、当店のお墓管理サービスの千引の会へもご入会頂き、これからは、私共が責任をもって

お墓の管理をさせて頂くことになりました。


お盆の際の千引の会報告書添付写真です。
千引き2015-8-15-6.JPG

 ありがたい御縁を頂いたと、感謝しています。








ラベル:お墓のお掃除
posted by キムラです。 at 06:09| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月26日

開眼式 〜瀬戸市春雨墓苑

 爽やかな朝です。

本日は、瀬戸市の公営墓地、春雨墓苑で建碑式を行いました。

 
 今回は、当店最新の簡易免震基礎、「Kパネル施工」最初の現場です。

「Kパネル施工」とは、当店がすでに標準で施工させて頂いている「防湿シート敷設施工」をさらに進化させた基礎打ち工法で、防湿シートの代わりに、一般住宅でも採用を検討中の特殊パネルを採用する事により、防湿プラス免震効果もあるとされる基礎打ち工法です。

 まだ、施工実績がありませんので、お施主にご了承の上、今回、初の「Kパネル」採用となりました。

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まずは、基礎打ちのための根切り(根堀)を30cm掘り下げます。
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そこへ、Kパネルを敷設し、基礎打ちを行いますが、他にも緩衝帯を設けたり、色々と複雑な工程が必要です。

しかし、考えているより実行あるのみと、今回のお施主のご理解の元、とても多くのデータを取得することが出来ました。


あとは、どこまでコストを下げる事ができるかが、ポイントとなります。


他にも、すでに2件のご依頼を承っていますので、出来る限り早い段階で、ホームページ上で公開したいと思っています。



 さて、今や当たり前となった中国での製作。

石材に限らず、あらゆる工業製品が中国で製作されていますが、その分、中国での加工技術の発展も素晴らしく、製作スピード、技術、仕上げ精度は、もはや日本を上回っているかもしれません。

当然、日本は、一番の大お得意様なので、出荷時の検品も厳しく、必ず出荷前に一度仮組みをしています。

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それでも、ダメだとクレームを出す石屋さんもいるようで、日本向けの製品には、神経ピリピリで製作に携わっているようです。
大変ですね。お疲れ様です。


 仕上がったお墓です。

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素晴らしいですね。

責任の所在を明確にします。
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最新の施工と、細心の注意を払って製作された墓石。

素晴らしい好天の中で、開眼式が執り行われました。

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 ありがとうございました。










posted by キムラです。 at 21:04| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お墓の免震工法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

大切な 大切な亡き人への想い 真心込めて創りました。カーサメモリア haku + nagomi    

デザイナー墓石は、そのままのデザインでも、もちろん構わないのですが、

各デザインで気に入った部分を組み合わせて、その人の為だけのカスタムデザインを創り上げる事が、

最も利用価値のある事だと思います。

もちろん、それに費やす時間や手間は、お客様も同じように必要になってきますので、自然と心のこもった

お墓が出来がります。



今回のお施主は、とてもお若い方で思いも強く、私共も同じ思いでお墓のデザイン製作に取り掛かりました。



まず、基本なるデザインを選んで頂きました。

カーサメモリア HAKU です。

このHAKUを基本に、他のデザインからバランス的に合う部材を選択します。

今回は、NAGOMIデザインより竿石のデザインを採用しました。


カーサメモリア HAKU
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カーサメモリア NAGOMI
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 お施主のアイデアにより、台石部分をHAKUで、竿石のみ他のデザインをとのご希望で、数点の中から
お選び頂きました。

当然、オリジナルのデザインとは、墓地のサイズも違いますので、全体のバランスも調整しながら
各部材のサイズも調整します。


出来上がったデザインがこちら ↓
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ただ単に、オリジナルデザイン(カーサメモリアの基本デザインは2m×2m)の間口と奥行のみ

変更すると、とてもバランスの悪いデザインになってしまいます。

外柵を小さくすれば、それに合わせて墓石本体も同じ比率でサイズに合わせます。

逆に墓地が大きくなれば、同じ様に大きくします。



今回は、彫り入れる文字の書体も、お施主にご提出頂き、彫刻をしました。
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 お墓開きです。
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今回のお施主は、とても若くして奥様がお亡くなりになられましたので、ご友人の方々も多く参列され

亡き友を偲び、嗚咽の声も漏れ聞こえ、私も目が潤む思いでした。

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 毎日の様にお墓の仕事をしていますと、ややもすれば、人生の終焉に対しての気持ちの重さを勘違いしかねません。


「お墓」というのは、お亡くなりになられた方がお入りになる「終の棲家」であり、さらに言えば、日本古来から連綿と伝えられ、宗教をも超越したその家族の絆を象徴する本質そのものです。


とても責任の重い仕事に携わり、私自身も自負していますが、それに負けることのないよう、これからも精進していかなければと、強く思った、お墓開きでした。


 ありがとうございました。   合掌







posted by キムラです。 at 21:56| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カーサメモリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする