2015年09月13日

完成 晒(さらし)を巻く   尾張旭市平和墓園

 今日は忙しくさせて頂いた一日でした。

ほんとうに、有り難いことです。


午前中に、お墓開きがあり、別の区画で新規御建立のお引渡しを午後一番に行い、お店でお客様の対応を

させて頂いた後、また別の区画で完成したお墓に晒しを巻かせて頂きました。

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 墓石に晒の布をなぜ巻くのでしょうか。

それは、新しい墓石に他の霊魂(私独自の言い方としてご理解ください)が入らない様に墓石を守るためです。


墓石の元は、イザナギの命が黄泉の国から逃げ帰る時に塞いだ大岩だと言われていますが、

それで墓石は「石」でつくられるのです。


元々、日本は自然崇拝で神仏を崇めてきましたので、そういった理由からもお墓を「石」で作る事は、

自然の成り行きだったのでしょう。


なので、「石」には、魂がやどりやすいと思います。


私の叔父は、古い石職人でしたが(過去形なのは亡くなったのではありません。引退です)、常々、私に墓を作ったらすぐに晒を巻くようにと、言い伝えていました。



 そんな訳で、今回も完成後すぐに、晒を巻かせて頂きました。





ありがとうございました。




















posted by キムラです。 at 18:24| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする