2015年10月27日

お墓の建てかえ 抜群のセンスでグッドデザインなお墓が完成しました 〜 大府市知北霊園

 とても斬新な、しかし落ち着いたお墓の完成です。


お施主からのアイデアを図面に起こし、それを元にまた新しいアイデアを加え、また変更したりしながら

幾度もデザインを考え、完成したお墓です。


石材の設定から、その石材の色目とのバランス、またどこにその石材を採用するか。


ただデザインだけにこだわらず、機能面なども充分に考え尽くしてお施主が創り上げました。

柴田家開眼式11.jpg



 採用した石材は、インドの高級石材カラハリ。

とても難しい石材ですが、外柵(がいさく)には、両側に長尺一本物を採用。


墓石正面へ導く拝石には、本体と同じ色目の石材を使い、厳かな気持ちで墓前へ向かう事になります。

 
 納骨室のカロート口も、組込墓誌の内側にもう一枚、石板のカロート蓋を設置し、ご納骨の際も厳かな作業を要求する設計となっています。




 開眼式当日は、雨の予報でしたが雲一つない素晴らしい晴天に恵まれ、和尚の開眼法要を聞き入る私も心正しく導かれる思いでした。

柴田家開眼式1.jpg



 今回の建墓は、色々な意味で勉強をさせて頂き、得ることが多かった建墓工事でした。





  ありがとうございました。     木村




 







posted by キムラです。 at 21:56| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月17日

お墓のリフォーム 建てかえなくてもこんなに綺麗になるんです!!

 今回は、外柵(がいさく)のブロックを石製の外柵に取替、そしてクリーニング、色入れをさせて頂きました。


ご尊父様が平成八年に御建立されたお墓ですが、ややお墓に傾きが見られ、この度ご尊母様がご逝去されましたので、
ご納骨前にお墓を綺麗にされる事になり、ご依頼を頂きました。


傾きはそれほどではありませんでしたが、何らかの補修をしなければ、傾きは必ず大きくなりますので、
この機会に一旦解体をし、基礎を打ちなおして再建立をする事になりました。

合わせて、外柵ブロックも汚れてきましたので、御影石の外柵に取替え、お墓本体はクリーニングをして
彫刻に白を入れ直しさせて頂きます。



 お墓を解体した所、やはり基礎が打ってありませんでした。
ブロックで囲んだ中に、マサ土(まさど、まさつち 花崗岩が風化したサラサラの砂)を転圧してありましたが、御建立19年で傾きが発生した事になります。

実は、基礎を打っていない場合が結構多く、傾いている場合はまず間違いなく基礎が打って無いと思いますので、早めに基礎打ちを含む組み直しをされた方が良いと思います。

でもすごく費用が高いように思われていますが、それほど費用は掛かりません。

標準的な和型であれば、解体、基礎打ち、組み直しで7万円から10万円程で可能だと思います。

まずは、気軽に近所の石屋さんに問い合わせてみましょう。





 さて、今回も作業工程を画像でご紹介致します。


お墓の傾き直し完了後に、クリーニングと、色入れを行います。


前置き (香炉、花筒、水鉢を取り外した所 テープで目張りしてある所は、納骨口(カロート)です。)
作業7.jpg

まずは、古い塗料を剥離していきます。
作業9.jpg

段々と取れてきました。
作業13.jpg

前置き小物も同じように塗料を剥離します。
作業14.jpg


剥離後、色を入れていきますがその様子はこちらで → お墓の文字の色入れ


ステンレスの花筒や、お線香ローソク立ても磨いて、はい完成です。


どうでしょうか? 前後を見て頂ければその違いがよくおわかり頂けると思います。

リフォーム前
IMG_8771.JPG

リフォーム後
作業15.jpg




 作業が完了した夕暮れ、朝同じ道を通ったのか、2tトラックのおじいさんが、
仕上げ中の私に、「いいお墓が建ったの〜」と、信号待ちの車の中から声を掛けてきました。

ユニックを積んでいたので、同業者のようです。

「建てたんじゃないよ。クリーニングしただけですよ」と、答えたら、

「どこの石屋さんかねー」と笑顔で手を降って青信号の交差点を過ぎて行きました。



ホンワカとした気持ちになり、今日も一日いい天気で良かったな〜 とお施主様に感謝しながら帰途に付きました。


 ありがとうございました。  木村

















posted by キムラです。 at 20:54| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

墓地の区画整理〜尾張旭市聖平坂墓地(川南の墓地)

 石屋の仕事は、お墓を建てることはもちろんですが、墓地の補修や整理も業務の一つです。
今回は、地元集落墓地の新しい区画割のお仕事を承りました。

元は、一つの大きな区画だったようですが、それを再分割し、少しでも多くの方が、お入り頂けるように、
6つの新しい区画を設置する事になったようです。

最近は、墓地その物の権利(永代使用権 墓地は不動産と違って、土地その物の購入では無いのです。)
を取得することが難しくなり(墓地の空きがない)、特に近所にある古くからの集落墓地は特に難しくなっています。

その様な状況ですので、各墓地の管理責任者や、自治会総代は、なんとか墓地区画を増やそうと努力されておられますが、仲々難しい事のようです。

 こちらの墓地のように綺麗に区画割が進むといいですね。


区画割前
IMG_9349-2.jpg

IMG_9351-2.jpg

区画割後
完成2.jpg

完成1.jpg



 ありがとうございました。   木村







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お墓の完成 お引き渡し 〜 尾張旭市旭平和墓園 N区画

 あっという間に夏が過ぎ、秋が訪れそして冬の到来を感じさせる季節になりました。

今年も例年のように気候が安定せず、六月、七月の長雨には、仕事がはかどらず、年後半の作業に大きな影響が出てしまいました。

台風も多かったですね。

そんな中、本日お墓が完成し、お引渡しとなりました。

旭平和墓園での完工です。

お施主にご確認いただき、まずはカバーを掛け後日、晒を巻かせて頂きます。
完成.jpg


 これから年末にかけてフル回転の作業が続きますが、天気が良いことを祈るばかりです。



お施主様には、今回寛大なご理解を頂き、心から感謝申し上げます。


 

 ありがとうございました。    木村










posted by キムラです。 at 18:43| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月08日

お墓の完成 お引き渡し 〜 尾張旭市旭平和墓園 N区画

 オール黒御影での御建立です。

基本は和型。でもデザイン性も取り入れたいとのお施主のご要望もあり、今回は全面的に私にお任せを頂きました。


 やはり、今風のデザインとなれば、丘カロート型を取り入れるのが良いでしょう。

香炉の位置も高くなりますので、お墓参りの際にかがまなくてよいので、腰への負担が少なくなると思います。


最近、この丘カロートデザインを取り入れるケースがとても増えてきました。

和型、洋型問わず採用できますので、設計者側にとっても応用の効くデザインだと思います。



 さて、今回はオール黒御影ですので、やはり存在感は圧倒的で、艶も驚くほど綺麗に出ており

素晴らしいお墓が完成したと自負しております。

養生1.jpg



 カロート内(納骨室)の湿気を軽減するため、通気口を設け、さらに吸湿効果のある天然石を撒き、

吸湿剤を置きました。

これで湿気を吸湿剤が一時取り込み、晴れた日に発散させカロート内を快適に保ちます。


カロート内を撮影 奥に見える金具は耐震用のステンレス連結金具
カロート3.jpg



 今は、お墓に関する色々な製品が出ていますので、建墓の際は是非石屋さんに確認してみてください。




お墓は「終の棲家」とも言われる、次の居住空間だと捉えている方もお見えになられます。

少しでも快適な環境をご提案するのも、私共の使命かも知れません。





 ありがとうございました。    木村









posted by キムラです。 at 18:13| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする