基本は和型。でもデザイン性も取り入れたいとのお施主のご要望もあり、今回は全面的に私にお任せを頂きました。
やはり、今風のデザインとなれば、丘カロート型を取り入れるのが良いでしょう。
香炉の位置も高くなりますので、お墓参りの際にかがまなくてよいので、腰への負担が少なくなると思います。
最近、この丘カロートデザインを取り入れるケースがとても増えてきました。
和型、洋型問わず採用できますので、設計者側にとっても応用の効くデザインだと思います。
さて、今回はオール黒御影ですので、やはり存在感は圧倒的で、艶も驚くほど綺麗に出ており
素晴らしいお墓が完成したと自負しております。
カロート内(納骨室)の湿気を軽減するため、通気口を設け、さらに吸湿効果のある天然石を撒き、
吸湿剤を置きました。
これで湿気を吸湿剤が一時取り込み、晴れた日に発散させカロート内を快適に保ちます。
カロート内を撮影 奥に見える金具は耐震用のステンレス連結金具
今は、お墓に関する色々な製品が出ていますので、建墓の際は是非石屋さんに確認してみてください。
お墓は「終の棲家」とも言われる、次の居住空間だと捉えている方もお見えになられます。
少しでも快適な環境をご提案するのも、私共の使命かも知れません。
ありがとうございました。 木村