お施主からのアイデアを図面に起こし、それを元にまた新しいアイデアを加え、また変更したりしながら
幾度もデザインを考え、完成したお墓です。
石材の設定から、その石材の色目とのバランス、またどこにその石材を採用するか。
ただデザインだけにこだわらず、機能面なども充分に考え尽くしてお施主が創り上げました。
採用した石材は、インドの高級石材カラハリ。
とても難しい石材ですが、外柵(がいさく)には、両側に長尺一本物を採用。
墓石正面へ導く拝石には、本体と同じ色目の石材を使い、厳かな気持ちで墓前へ向かう事になります。
納骨室のカロート口も、組込墓誌の内側にもう一枚、石板のカロート蓋を設置し、ご納骨の際も厳かな作業を要求する設計となっています。
開眼式当日は、雨の予報でしたが雲一つない素晴らしい晴天に恵まれ、和尚の開眼法要を聞き入る私も心正しく導かれる思いでした。
今回の建墓は、色々な意味で勉強をさせて頂き、得ることが多かった建墓工事でした。
ありがとうございました。 木村