2015年12月21日

カーサメモリア SARA YASURAGI  大島石で御建之   尾張旭市平和墓園

デザイナーデザイン墓石では、草分け的存在のカーサメモリア。

とても斬新かつ、機能性も備えた素晴らしい墓石です。

デザイン墓石ですので、色使いも多いため、どちらかと言うとインド産、中国産の石材を採用する事が多くなります。

そんな中、国産の高級石材「大島石」で、カーサメモリア 更(サラ)シリーズからYASURAGIデザインをご建立され

ました。


元デザイン
yasuragi sara.jpg


完成した総大島石作りのyasuragi
IMG_0104.JPG




元のデザインは黒御影ですので、正反対の白御影系で作った場合、どの様なイメージになるかは、カラーパース上の
イメージでしか、確認は出来ませんでした。


建立前のカラーパース
C-107 吉村家.jpg




もちろん、総大島石づくりのカーサメモリアは初めてです。

部分的にアレンジを加え、建立です。

IMG_0085.JPG



素晴らしい出来上がりです!

墓石台のアーチ形状が、とてもモダンです。

拝石(はいせき)部分の「玉市松」模様もとてもおしゃれです。

yasuragi.jpg




大島石の上品な石目、色目が、最新のデザインにピッタリと納まった事に感動しました。


お施主にもとても喜んで頂け、ホッと一安心です。


早速晒を巻き邪霊から守り(私個人の解釈です)、開眼式(かいげんしき)まで待機です。

IMG_0105.JPG





今回の建立で、デザイン墓石にも国産石に多い白御影が合う事が分かりました。


どちらかと言うと、おとなしい控えめなイメージのある白御影系の国産石ですが、やはり国産石独特の
質感と重厚感がモダンなデザインと相まって独特の雰囲気を醸し出します。


この組み合わせ、いいですね。




ありがとうございました。   木村











posted by キムラです。 at 18:02| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | カーサメモリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月19日

純和風の中にもモダンを取り入れ更に機能性も向上 インド黒御影による丘カロート型和型墓石 尾張旭市平和墓園

kirrinuki.jpg

 まさに純黒、漆黒の和型墓石です。

最近、黒御影での建立が増えてきたように思います。



 墓石材の中では、黒御影は高級石材ですが、どうしても経年による色落ちは免れないため、
後々のクレームを避けるため、積極的に黒御影での建立を勧める石屋は少ないようです。

価格が高い事もあり、実際に黒御影のお墓は少ないと思います。

しかし、東北地方では黒御影の産地ということもあり、とても多く建立されているのも事実です。



福島県の某墓地
福島県墓地画像.jpg




中国での墓石製作が90%近くになった今では、日本のハイレベルな品質需要に応えるため、独自の
「艶出し技術」を開発し、鏡のような輝きのある黒御影墓石を提供しています。

結果、あまりにも綺麗なため、僅かな雨ジミや砂ボコリが目立つようになり、アフターメンテナンスを避けるため、益々黒御影を勧める石屋は少なくなっているのではないでしょうか。


 私共でも、黒系御影石での建立の場合、やはりメンテナンスも手間が掛かります。


虹色が出た時の除去前
IMG_6284.JPG

左半分除去
IMG_6291.JPG




でも、それを懸念してお勧めする石材の中から黒御影を外すのは、本来の石屋の仕事ではないと思います。
その石の特徴、良い所や欠点もきちんと施主に説明し、その上でどの石材を採用するかを決定する事で、
幅の広いデザイン、またより施主の希望を叶える墓石が出来上がると思います。

また、漆黒の「黒」を永く維持するため、また水ジミなどを軽減するためにアメリカ製のケミカル材を発掘したり、墓石建立だけではなく、それらに付随する研究開発も常に行うことで、「お墓創り」がより施主にとって身近な存在になるのではないでしょうか。






 さて、今回の墓石は黒御影で代表されるインド産のYKDを採用です。


インド産黒御影としては、クンナムと並びよく使われる石材ですが、施主からは、最高級のクンナムEでも良いと了解を得ていましたが、「漆黒」と、コストパフォーマンスを考え、あえてYKDを選ばさせて頂きました。


クンナムもとても良い石材ですが、YKDもほぼ同じ「黒の濃さ」が出ていますので、YKDで充分と判断。


黒御影に付きものの色落ちも、どちらにもあり、また建立後の私共の手間も同じです。



 「漆黒」の黒に、当店オリジナルの「風防付きローソク立て」のステンレスが映えます。
風防付きローソク立て.jpg



このお墓は「丘カロート」型で、納骨室が地上に広く取ってありますので、カロート(納骨室)内の湿気を和らげるために、除湿剤を入れました。 通気口は施主のご希望です。
カロート2.jpg



完成後、拝石部に養生シートを張り、お墓開きまで待機です。
養生2.jpg


 お墓開き
IMG_0110.JPG





 石屋の仕事はお墓を建てることだけでしょうか。

仮にそれだけの役目でしたら、今ではインターネットで数万円から30万円以下でいくらでも購入することが出来ますので、石屋その物の存在価値は無くなるでしょう。

それはそれで良いと思いますが、墓石を建てることだけでは無く、永代に受け継がれていく「お墓」に使われている「石」その物の価値をもっと施主に説明し、そして理解して頂けるようフェースツーフェースで、「お墓作り」のお手伝いをすることが大切だと、私は思います。

そして、お墓は建立してからが、石屋の出番だと心得ています。


 
 創業時からの企業理念です

 お客様を 心から大切にし
  幸せのシンボル お墓を通して 
   すべての皆様に笑顔を届ける
    幸せ創造カンパニー 石のきむら 



ありがとうございました。  木村




 
 



posted by キムラです。 at 22:06| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

純和型墓石名古屋型スリン、墓誌付き  名古屋市北区 霊源寺墓地

純和風墓石、名古屋型の完成です。
今回は、三重県度会郡大紀町からの改葬工事です。

最近、墓じまいと合わせて改葬工事も多くなってきました。

墓じまいは色々なご都合から、永代供養にご先祖供養を変更し、お墓その物を無くしますが、
改葬は、簡単に言うとお墓のお引越しです。

どちらもご先祖様を供養することに変わりはありませんので、供養するその気持だけは無くしたくないものです。

 
 デザイン墓が多くなってきましたが、こちらのお墓は名古屋型三段墓に、スリン、墓誌が付く言ってみれば
基本になるお墓だと思います。

墓地の広さも0.9m×0.9mから建立できますので、墓地が小さいからとあきらめなくても、きちんと墓誌を設置することは可能です。

こちらのお施主の檀那寺である霊源寺は、曹洞宗ですので、追善供養の卒塔婆を置く塔婆立てが追加で設置されました。

ちなみに浄土真宗では、卒塔婆がありませんので、塔婆立ては設置致しません。


 12月に入って、一気に冷え込んできましたが、お墓開きの当日は、なんと気温24度を記録するとても暖かい日となり、開眼式の準備をする私も、ワイシャツ一枚でもまだ暑く、袖をまくっての準備作業となりました。

IMG_0107.JPG



こちらで採用した石材は、インドのC-1という濃い緑色の石材です。
C-1 掲載.jpg


産地で微妙に色目が変わる石材ですので、可能ならば実際に製作に使う原石サンプルを取り寄せて貰うのが
良いでしょう。



 春暖を感じさせる暖かな日に、無事開眼供養も執り行われ、私もホッと一息つかせて頂いております。


お施主御家族の益々のご発展を、心からお祈り申し上げます。


ありがとうございました。



石のきむら 木村



posted by キムラです。 at 22:54| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 完成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月05日

アーバングレー 名古屋型墓石   名古屋市八事霊園 


八事霊園での御建之です。

純和風に、基本の巻石による外柵。 削り出しの拝石(はいせき)滑り止めに、墓誌版。

基本になる墓石です。

IMG_0108.JPG



一見、ごく普通の和型墓石ですが、所々におしゃれなデザインを施してあります。

竿石のすぐ下の上台(うわだい)には、切り出し亀腹(きりだしかめばら)という、台の上の方を削り出しで
少し段差を付け、その下からR形状で整えてあります。(亀腹)

その下の石、中台(なかだい)も亀腹加工が施してありますが、これは一般的なデザインで、特徴はその下の
四ツ石(よついし)にも、同じように亀腹加工が施してあります。





同じ和型でも、少し手を加えて上げれば、新しいデザインの和型かな?と思えるほど、綺麗なお墓が完成します。


採用した石材は、インドのアーバングレーですが、淡い緑が新緑をイメージする、爽やかな色目の石材です。


お引き渡しの際、お施主のお喜びの笑顔を拝見でき、良いお墓が出来て何よりです。


お施主の御家族の皆様、今後共よろしくお願い申し上げます。





 ありがとうございました。   木村






posted by キムラです。 at 00:00| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする