今回は、三重県度会郡大紀町からの改葬工事です。
最近、墓じまいと合わせて改葬工事も多くなってきました。
墓じまいは色々なご都合から、永代供養にご先祖供養を変更し、お墓その物を無くしますが、
改葬は、簡単に言うとお墓のお引越しです。
どちらもご先祖様を供養することに変わりはありませんので、供養するその気持だけは無くしたくないものです。
デザイン墓が多くなってきましたが、こちらのお墓は名古屋型三段墓に、スリン、墓誌が付く言ってみれば
基本になるお墓だと思います。
墓地の広さも0.9m×0.9mから建立できますので、墓地が小さいからとあきらめなくても、きちんと墓誌を設置することは可能です。
こちらのお施主の檀那寺である霊源寺は、曹洞宗ですので、追善供養の卒塔婆を置く塔婆立てが追加で設置されました。
ちなみに浄土真宗では、卒塔婆がありませんので、塔婆立ては設置致しません。
12月に入って、一気に冷え込んできましたが、お墓開きの当日は、なんと気温24度を記録するとても暖かい日となり、開眼式の準備をする私も、ワイシャツ一枚でもまだ暑く、袖をまくっての準備作業となりました。
こちらで採用した石材は、インドのC-1という濃い緑色の石材です。
産地で微妙に色目が変わる石材ですので、可能ならば実際に製作に使う原石サンプルを取り寄せて貰うのが
良いでしょう。
春暖を感じさせる暖かな日に、無事開眼供養も執り行われ、私もホッと一息つかせて頂いております。
お施主御家族の益々のご発展を、心からお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
石のきむら 木村