御施主の想いが形に・・・
ご家族それぞれのお気持ちや、想いが込められたデザイン墓所が 堂々と完成しました。
カーサメモリアデザインから5つのデザインを選ばれ、それぞれのお気に入りのデザインを取り入れた 世界にたった一つのデザイン墓石です。
今回の御施主は、とてもご尽力され、ご家族のご意見をよくここまで取りまとめられたと、感心しました。
開眼供養を待つ墓石
従来の和型墓石であれば、各地方でのデザインの違いはありますが、中部地方であればその定型デザインがありますので、それほどデザインで悩むことはありませ。しかし当店のデザイン墓石の場合、デザインはフルオーダーシステムのため、私共だけではなく、御施主の協力が不可欠となります。
もちろん、御施主はどんな事でも 思い付きでも構いませんので、口頭で言って頂くだけで構いません。
それを私共が図面化して行きますので、その元となる情報を私どもに伝えて頂く必要があります。
たくさんあるデザインから、お気に入りのデザインを決める事も悩む所ですが、さらにご家族のご意見も取り入れながら、複数のデザインを融合させる事は、かなりの労力が必要になります。
何度も打ち合わせを繰り返しながら、少しづつ形を創り上げて行きます。
そして石種の選択。
今回の場合、部品点数がとても多いため、この過程が最も大変な作業となりました。
中心となる「石」は、先代から色目のご希望が出されていたようで、それに近い石種を選択し、またご家族の意見も聞きながら、他の部材の使用石種を選んでいきます。
色々な色目の石はありますが、天然の物なので、ぴったりの色目はなく、サンプルの石を色々組み合わせながら
探し出していきました。
ご建立までの期間が、半年とか1年とかあれば、また話は別ですが、ご建立までの期間が3ケ月ほどしかなかった為、墓石の製作期間を考えると、デザイン決定までをわずか1ケ月でしなければならず、墓石の知識のない御施主にとっては、まさに雲を掴むようなことで、その作業の大変さは私にもひしひしと伝わってきました。
御施主との打ち合わせ指示書の一部
私は、いつも「お墓作り」を「お墓創り」とタイプしますが、墓石建立は、「作る」のではなく「創る」ものです。
終の棲家となり、新しい旅立ちの拠点となる「墓所」
ご家族の気持ちを込め、想像し創り上げることで、皆に慕われる墓所になるのだと、私は思います。
ご閲覧ありがとうございました。
石のきむら 木村
posted by キムラです。 at 23:52| 愛知 ☀|
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カーサメモリア
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