建立地
建立後
これからお墓を建てられる方には、とても参考になるお墓だと思います。
基本中の基本となる作りですが、外柵(がいさく/墓地区画を明確にすると共に世界を分ける結界となる部材)は、こちらも基本となる4寸(約12cm)×5寸(約15cm)幅の巻石(角材の事)を使用してあります。
見て頂きたいのは、入り口の部分。
ご覧の様に入り口部分の外柵は、くり抜いたようになっていますが、これをくり階段と言います。
そしてこのくり階段部分の巻石が、無垢材からくり抜いてあります。
この入り口部分をコストを下げるために三つの部材で組む事もありますが、基本は無垢材です。
無垢材を使う意味もありますが、誤解を招くこともありますので、割愛させて頂きますが、出来ればクリ階段は無垢材の方が良いと思います。
墓石もこの地方の基本となる和型三段墓で、スリンはありません。スリンとは一番上の縦に長い竿石(さおいし)の下に座布団の様に入っている部材です。
いまはスリンのあるお墓が多くなっていますが、必ず必要な部材ではありません。
そして、墓誌版に、禅宗系では必要な卒塔婆立て(真宗大谷派などは卒塔婆がありませんので、卒塔婆立ては必要ありません)と、入り口から墓石に向かう拝石(はいせき)に、那智石(なちいし/黒玉石です 本那智石ではありません)の敷設。
とてもシンプルですが、やはり一番落ち着きのあるお墓の形かもしれません。
ご閲覧ありがとうございました。
石のきむら 木村