最近では珍しい九寸の名古屋型墓石です。
八事霊園では珍しくない墓石の寸法だと思いますが、他の墓地では八寸型がとても多く、九寸や十寸サイズのお墓はとても少なくなりました。
八寸、九寸というのは、お墓の竿石、一番上にある縦長の部分ですが、この幅のことを表しています。
八寸というのはその幅が約24cm。
一寸が約3cmなので、九寸は27cm、十寸(一尺)は約30cmとなります。
竿石の幅だけでなく全体的に大きくなるので、予算も多く必要になります。
採用した石材はインド銀河。
インドの石材の中では数少ないグレー系の石材で、白い点がちらばり銀河を思わせるという事で付いた名称のようです。
以前からありましたが、そのインド銀河はもう採掘されておらず、今の銀河は新しい石材となります。
石質的も問題なく、インド産ならではの安定した石だと思います。
外柵も同じインド銀河で製作をし、三区画が並んだ墓地区画の真ん中でしたが、周りとの調和も取れとても立派な墓石が出来上がったと自負しています。
御施主にとても喜んで頂いた事が、私たちの何よりの褒美となりました。
しかし、外柵の長い無垢材をクレーンも使わず設置する職人には、いつもながら感心し感謝します。
ありがとうございました。