八月のお盆までに仕上げたかったのですが、今年は天気が不安定で中々作業に入れず、お施主に相談をして、
お彼岸までお時間を頂きました。
風も弱く、絶好のお墓のお手入れ日です。
今回は、ご建立後15年経つ墓石ですが、お墓の彫刻文字に入れてある「白色」がとれてきたので、
その色の入れ直しです。
彫刻文字に入れてある「色」は、10年ほどでどうしても剥がれてきますので、気になりだしたら、新たに入れて上げたほうが、お墓も綺麗に見えますので、色の入れ直しをおすすめします。
料金も¥18.000(税込)程ですので、10年に1回程度のご負担でお墓が見違えるようになれば、
「徳」も積み上がりますし、何よりも気分が爽やかになる事まちがいなしです。
作業をする私自身が、この「色入れ」作業後の達成感は、それは気持ちのいいものですから。
さて、この色入れ、一番大切なポイントは、古い塗料をきちんと剥離しているか、ですが、
古い塗料を除去しないまま、色を入れますと、1年位ですぐ剥がれてきます。
では、作業の様子をご案内します。
まずは、古い塗料を剥がすための「剥離剤」が、他の部分へ垂れないように養生をします。
次に「剥離剤」を塗り、古い塗料を綺麗に取り除きます。
綺麗になりました!
同じように前置き小物、水鉢や花筒も除去します。
剥離剤をきちんと洗い流し、乾燥させてから、「色入れ」作業に入ります。
前後写真です。
色入れ前
色入れ完了後
いかがでしょうか?
色を入れなおすだけで、見違えるようになりました。
ここで裏話ですが、色を入れなおすために、水鉢や、花筒も一旦取り外しますので、
そのついでに、花筒の裏側の汚れも除去します。
つまりお掃除も同時に行います。
「色入れ」をされるなら、そのタイミングもお考えになられた方が、よりお得になると思います。
ご閲覧ありがとうございました。 木村