2018年10月31日

カーサメモリアFUGA 東京都多磨霊園

東京都多磨霊園での工事が無事完了です。

カーサメモリアFUGAのカスタムデザインですが、使った石はインドの最高級石材PAN。

ピアノ塗装のようなきめの細かい純黒がとても美しい石材です。

デザインも御施主がエンジニアのお仕事をされていらっしゃったので、具体的な寸法までご指示頂き、スムーズにデザイン制作が進みました。

しかし、遠方からのご用命でしたので、後々のアフターサービスが万全に対応出来るのか、またお客様にご迷惑をお掛けすることにならないか気になり、地元石材店へもご相談されたのか確認をさせて頂きました。

お伺いすると色々と検討をされたとの事で、その中から弊社をお選びいただき、特にカーサメモリアの建立実績を評価されてのご用命とのことでした。

嬉しい限りです。



通常の洋型墓石と違い、カーサメモリアのようなデザイン墓石は、御建立される「墓地の大きさ」にあわせてカスタマイズ
する必要があります。

ただ間口と奥行きを変更するだけですと、とてもアンバランスなデザインになってしまう為、全体的にバランスを考えデザイン
を作り直します。

そこに御施主の「想い」を形にするため、さらにデザインを練っていきます。

当然、デザイン図面の回数は多くなり、5回〜6回、7回・・・と多くなることもあります。

弊社は何度図面を修正しても才単価が決まっていますので、いつのまにか値段が高くなってしまったということもないため、お客様も妥協することなく、たった一つの「ご家族のシンボルとなるお墓」創りに集中できるのかもしれません。

後々に残る私どもの仕事の証でもあるので、一時の手間を惜しまず、誠心誠意、御施主の期待に応えられるよう、努力をしていきたいと思います。



さて、今回のFUGAデザイン。

前出のように御施主の明確なご指示を頂けたので、外柵前部の微妙なR形状や、上部と底部の幅、また須弥壇前方の巾木R加工、台石にロイヤルブラウンを使うなど、とてもお洒落でありながら凛とした雰囲気を醸し出す石碑が完成しました。

また、中央の香炉ですが、ここにも御施主のアイデアが詰まっており、何の変哲もない前置き石に見えますが、実は蓋と器のツーピースになっていて、その中に香皿が収まるようになっています。

お手入れがしやすいようにとの御施主の優しいご配慮です。




一つ完成したら、次のお墓創りに入る。

ひとつひとつ、コツコツと「想像」をしながら故人への想いを形にしていく。

すべてのご縁に心から感謝し、皆様のお役にたてる石屋として精進していきたいと思います。



ご閲覧していただき、ありがとうございました。

IMG_4402.JPG






posted by キムラです。 at 18:08| 愛知 ☀| Comment(0) | カーサメモリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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