2019年01月30日

芸術的作品 尾張旭市平和墓苑

石のきむらフルオリジナルデザイン暮石の完成です!

素晴らしいお墓が完成しました。

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お施主のアイデアを元に、石のきむらの今までのデザインを総出で考えたデザイン暮石です。

石は黒御影にインドの最高級石材PANを使い、白御影部分はポルトガルの高級石材SPIを使いました。

このデザインの特徴は二枚の竿石を組み込み、竿上部のR形状を白御影部分と黒御影部分を微妙に変化させているところです。

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黒御影と白御影の組み合わさるR部分のコーキングが、とても綺麗です。

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また外柵も黒御影と白御影を組み合わせ、黒御影は台座に切り出し加工を施し、その上に白御影のSPIを載せてみました。

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滑りどめのサンドブラストも美弦と青海波を巧く組み合わせ、その中に那智石を落とし込む事で、無機質から有機質に変化させています。

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独特の石の組み合わせなので仕上げのコーキングも丁寧に打ち込み、白と黒の変わり目に合わせ、コーキングも変えて打ってあります。

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「ブラボー!」と思わず叫びたくなるような出来栄えに、今まで沢山のデザインを手がけてきた結果を見るようで、手前味噌ですが感無量といったところです。

また当店をご信任頂き、素晴らしいアイデアを頂いた御施主に感謝致します。

ありがとうございました。

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2016年01月31日

シンプル・イズ・ベスト 尾張旭市平和墓園

高級石材 インパラブルーを採用した、とてもシンプルなお墓が完成しました。

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このデザインは、当店のオリジナルデザインですが、シンプルなデザインと共に、普段のお墓のお手入れが
とてもしやすいように、工夫されています。


一見、お線立てやローソク立てが無く、どこにお供えしたらよいのか分かりませんが、きちんとお線香立ても
ローソク立ても備えてあります。


高さはありませんが、逆にそのメリットとして、お墓をお掃除するときには、お水でさーっと流してあげれば
ご自身にお水が掛かることもなく、お掃除ができます。


最近のデザイナーデザイン墓石も、お線香立て、ローソク立て、そして花筒も備えていないデザインが考案
されてきました。

また、そのようなお墓をご希望されるお客様も増えてきました。



お墓の元は、昔、良源(りょうげん)という偉いお坊さんが、「私が亡くなったら、土に埋め、その上に石の卒塔婆を建てなさい。そして時々には来て、お参りしてお経を上げ、私たちの罪過を悔い改めなさい」と、お墓参りをすることで、供養する人、される人が共に減罪されひいては極楽往生をする、という思想の始まりで、そこにはお線香もローソクも存在しませんでした。



お墓参りは、もっと気軽に、お線香もローソクも、お花もなくて構わないので、気が向いたらちょっと立ち寄ってみる。

そんなお墓参りのスタイルがあっても、良いと思います。




今回のお墓デザインは、お手入れがホント、楽ですよ。




開眼式を待つお墓
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ご閲覧頂き ありがとうございます。



石のきむら きむら





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2015年12月19日

純和風の中にもモダンを取り入れ更に機能性も向上 インド黒御影による丘カロート型和型墓石 尾張旭市平和墓園

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 まさに純黒、漆黒の和型墓石です。

最近、黒御影での建立が増えてきたように思います。



 墓石材の中では、黒御影は高級石材ですが、どうしても経年による色落ちは免れないため、
後々のクレームを避けるため、積極的に黒御影での建立を勧める石屋は少ないようです。

価格が高い事もあり、実際に黒御影のお墓は少ないと思います。

しかし、東北地方では黒御影の産地ということもあり、とても多く建立されているのも事実です。



福島県の某墓地
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中国での墓石製作が90%近くになった今では、日本のハイレベルな品質需要に応えるため、独自の
「艶出し技術」を開発し、鏡のような輝きのある黒御影墓石を提供しています。

結果、あまりにも綺麗なため、僅かな雨ジミや砂ボコリが目立つようになり、アフターメンテナンスを避けるため、益々黒御影を勧める石屋は少なくなっているのではないでしょうか。


 私共でも、黒系御影石での建立の場合、やはりメンテナンスも手間が掛かります。


虹色が出た時の除去前
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左半分除去
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でも、それを懸念してお勧めする石材の中から黒御影を外すのは、本来の石屋の仕事ではないと思います。
その石の特徴、良い所や欠点もきちんと施主に説明し、その上でどの石材を採用するかを決定する事で、
幅の広いデザイン、またより施主の希望を叶える墓石が出来上がると思います。

また、漆黒の「黒」を永く維持するため、また水ジミなどを軽減するためにアメリカ製のケミカル材を発掘したり、墓石建立だけではなく、それらに付随する研究開発も常に行うことで、「お墓創り」がより施主にとって身近な存在になるのではないでしょうか。






 さて、今回の墓石は黒御影で代表されるインド産のYKDを採用です。


インド産黒御影としては、クンナムと並びよく使われる石材ですが、施主からは、最高級のクンナムEでも良いと了解を得ていましたが、「漆黒」と、コストパフォーマンスを考え、あえてYKDを選ばさせて頂きました。


クンナムもとても良い石材ですが、YKDもほぼ同じ「黒の濃さ」が出ていますので、YKDで充分と判断。


黒御影に付きものの色落ちも、どちらにもあり、また建立後の私共の手間も同じです。



 「漆黒」の黒に、当店オリジナルの「風防付きローソク立て」のステンレスが映えます。
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このお墓は「丘カロート」型で、納骨室が地上に広く取ってありますので、カロート(納骨室)内の湿気を和らげるために、除湿剤を入れました。 通気口は施主のご希望です。
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完成後、拝石部に養生シートを張り、お墓開きまで待機です。
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 お墓開き
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 石屋の仕事はお墓を建てることだけでしょうか。

仮にそれだけの役目でしたら、今ではインターネットで数万円から30万円以下でいくらでも購入することが出来ますので、石屋その物の存在価値は無くなるでしょう。

それはそれで良いと思いますが、墓石を建てることだけでは無く、永代に受け継がれていく「お墓」に使われている「石」その物の価値をもっと施主に説明し、そして理解して頂けるようフェースツーフェースで、「お墓作り」のお手伝いをすることが大切だと、私は思います。

そして、お墓は建立してからが、石屋の出番だと心得ています。


 
 創業時からの企業理念です

 お客様を 心から大切にし
  幸せのシンボル お墓を通して 
   すべての皆様に笑顔を届ける
    幸せ創造カンパニー 石のきむら 



ありがとうございました。  木村




 
 



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2015年10月27日

お墓の建てかえ 抜群のセンスでグッドデザインなお墓が完成しました 〜 大府市知北霊園

 とても斬新な、しかし落ち着いたお墓の完成です。


お施主からのアイデアを図面に起こし、それを元にまた新しいアイデアを加え、また変更したりしながら

幾度もデザインを考え、完成したお墓です。


石材の設定から、その石材の色目とのバランス、またどこにその石材を採用するか。


ただデザインだけにこだわらず、機能面なども充分に考え尽くしてお施主が創り上げました。

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 採用した石材は、インドの高級石材カラハリ。

とても難しい石材ですが、外柵(がいさく)には、両側に長尺一本物を採用。


墓石正面へ導く拝石には、本体と同じ色目の石材を使い、厳かな気持ちで墓前へ向かう事になります。

 
 納骨室のカロート口も、組込墓誌の内側にもう一枚、石板のカロート蓋を設置し、ご納骨の際も厳かな作業を要求する設計となっています。




 開眼式当日は、雨の予報でしたが雲一つない素晴らしい晴天に恵まれ、和尚の開眼法要を聞き入る私も心正しく導かれる思いでした。

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 今回の建墓は、色々な意味で勉強をさせて頂き、得ることが多かった建墓工事でした。





  ありがとうございました。     木村




 







posted by キムラです。 at 21:56| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

お墓の完成 お引き渡し 〜 尾張旭市旭平和墓園 N区画

 あっという間に夏が過ぎ、秋が訪れそして冬の到来を感じさせる季節になりました。

今年も例年のように気候が安定せず、六月、七月の長雨には、仕事がはかどらず、年後半の作業に大きな影響が出てしまいました。

台風も多かったですね。

そんな中、本日お墓が完成し、お引渡しとなりました。

旭平和墓園での完工です。

お施主にご確認いただき、まずはカバーを掛け後日、晒を巻かせて頂きます。
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 これから年末にかけてフル回転の作業が続きますが、天気が良いことを祈るばかりです。



お施主様には、今回寛大なご理解を頂き、心から感謝申し上げます。


 

 ありがとうございました。    木村










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2015年10月08日

お墓の完成 お引き渡し 〜 尾張旭市旭平和墓園 N区画

 オール黒御影での御建立です。

基本は和型。でもデザイン性も取り入れたいとのお施主のご要望もあり、今回は全面的に私にお任せを頂きました。


 やはり、今風のデザインとなれば、丘カロート型を取り入れるのが良いでしょう。

香炉の位置も高くなりますので、お墓参りの際にかがまなくてよいので、腰への負担が少なくなると思います。


最近、この丘カロートデザインを取り入れるケースがとても増えてきました。

和型、洋型問わず採用できますので、設計者側にとっても応用の効くデザインだと思います。



 さて、今回はオール黒御影ですので、やはり存在感は圧倒的で、艶も驚くほど綺麗に出ており

素晴らしいお墓が完成したと自負しております。

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 カロート内(納骨室)の湿気を軽減するため、通気口を設け、さらに吸湿効果のある天然石を撒き、

吸湿剤を置きました。

これで湿気を吸湿剤が一時取り込み、晴れた日に発散させカロート内を快適に保ちます。


カロート内を撮影 奥に見える金具は耐震用のステンレス連結金具
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 今は、お墓に関する色々な製品が出ていますので、建墓の際は是非石屋さんに確認してみてください。




お墓は「終の棲家」とも言われる、次の居住空間だと捉えている方もお見えになられます。

少しでも快適な環境をご提案するのも、私共の使命かも知れません。





 ありがとうございました。    木村









posted by キムラです。 at 18:13| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月13日

完成 晒(さらし)を巻く   尾張旭市平和墓園

 今日は忙しくさせて頂いた一日でした。

ほんとうに、有り難いことです。


午前中に、お墓開きがあり、別の区画で新規御建立のお引渡しを午後一番に行い、お店でお客様の対応を

させて頂いた後、また別の区画で完成したお墓に晒しを巻かせて頂きました。

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 墓石に晒の布をなぜ巻くのでしょうか。

それは、新しい墓石に他の霊魂(私独自の言い方としてご理解ください)が入らない様に墓石を守るためです。


墓石の元は、イザナギの命が黄泉の国から逃げ帰る時に塞いだ大岩だと言われていますが、

それで墓石は「石」でつくられるのです。


元々、日本は自然崇拝で神仏を崇めてきましたので、そういった理由からもお墓を「石」で作る事は、

自然の成り行きだったのでしょう。


なので、「石」には、魂がやどりやすいと思います。


私の叔父は、古い石職人でしたが(過去形なのは亡くなったのではありません。引退です)、常々、私に墓を作ったらすぐに晒を巻くようにと、言い伝えていました。



 そんな訳で、今回も完成後すぐに、晒を巻かせて頂きました。





ありがとうございました。




















posted by キムラです。 at 18:24| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月28日

本当の意味でのオリジナルデザイン墓石です。高浜市 乞殿共同墓地

 こちらのお墓は、正にフルオリジナルのデザイン墓です。

開眼式.JPG



お施主は、名古屋市内で、大手ゼネコンなどのビル設計を担当する
設計事務所の社長です。

お年はとても若いのですが、お話をお伺いする度に、とてもしっかりとした
お考えをお持ちになられ、多くの社員を引率すだけの人望を充分に備えられた方でした。

今回は、アフターサービスにお伺いしたのですが、この機会にデザイン墓の製作過程を
簡単ではありますが、こちらの亀田家様のケースでご紹介したいと思います。

お施主の亀田様には、了解を頂いております。



 最初の面談でお伺いした、色んなお話を元に、まず私共で簡単なラフスケッチを
書きます。

今回お入り頂く方のお人柄や、お好きだった事柄。また、故郷の事、お仕事。
その方への思い、思い出などを元にデザインを考案します。



決して上手くはありませんが、とりあえずのイメージとしてなので、お許し下さい(^_^;)
亀田家ラフスケッチ.jpg


 で、出来上がったラフスケッチを元に、製作可能なサイズ(強度など考慮しながら)を設定し、
図面を引きます。

また、お施主が使用石材のイメージをし易いように、カラーパースも作成します。
亀田家CG.jpg


 製図を引きますので、必然的に使用石材の一覧、御見積の基本となる「才数一覧」が出来上がります。
才数一覧.jpg

 
各部材サイズや、その石の量が明確に出ていますネ。

この「才数」に、ご希望の石材の「販売価格」を掛けてあげれば、それがそのお墓の製品価格となります。

この「販売価格」の中には、そのお墓の組み上げ費用も含まれていますので、こらら以外に必要な費用は、
基礎工事費、彫刻費、ステンレス花筒やお線香立てなどの付属品の費用となります。

もちろん、基礎工事費や彫刻費は、詳細を明記してありますので、ご予算に応じて調整もして頂けます。
たとえば、「花筒の彫刻費 ¥〇.〇〇〇」と、明記してありますので、花筒の彫刻をされなければ、
その分、節約が出来ます。

 
こうして、最初の御見積を提出し、それを元にお施主がアイデアや使用石種をご選択され、
私共に、デザイン修正の指示を頂きます。
墓石デザイン訂正.JPG


 さすが、設計事務所の社長です。とてもわかりやすい指示書です。

後は、この指示書を元に再度図面を引き、完成となります。

kannseisyasin.png


 今回は、デザイン墓石でのご紹介ですが、和型墓石、例えば名古屋型などでも、
標準的なサイズは、決まっていますが、竿石の頭形状や花筒のデザイン、また上台、中台、四ツ石
の水垂加工や、亀腹加工などのデザイン選択も可能です。
特に、外柵が必要な場合は、外柵デザインで同じ様な作業が必要になると思います。



 一基、一基そのお客様の思いを、「お墓」という形あるものに創りあげる、言葉は適切でないかも
しれませんが、漠然としたお施主のお気持ち、思いを「変換」してあげるお手伝いをする事が、
私達の仕事かもしれません。



 <お知らせ>
  平成27年度の、尾張旭市平和墓園募集受付状況をホームページで公開しています。
  毎週火曜日にその時点の受付数を更新していますので、お申込みをご検討中の方は、
  ご参考になさって下さい。
  


 尾張旭市平和墓園 平成27年度募集受付状況 5月15日〆切
 





 ご閲覧ありがとうございました。



ラベル:高浜市
posted by キムラです。 at 11:00| 愛知 🌁| Comment(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月25日

今年も忙しくなりそうです。

 昨年の受注残を持ち越してしまい、年明けからお墓の工事に全力でとりかかっています。


もともと、お墓開きは今年に入ってからなので、工期遅れではありませんが、昨今、天気が安定しないようなので、出来れば年内に完了したいと思っていました。


 まずは、二基。 尾張旭市平和墓園での施工が完了しました。
いずれもデザイン墓ですが、最近本当にデザイン墓の御見積や、問い合わせが増えて来ました。

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完成後は、お墓開きまで晒しを巻いて、しっかりと養生カバーを掛け、その時を待ちます。
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 よく、洋墓とデザイン墓との違いを聞かれますが、洋墓は、以前からあり、オルガン型とも呼ばれていたようです。


要は、墓石の竿石がヨコ型で、高さを低く抑えた形のお墓で、角ばったどっしりとしたお墓というイメージでしょうか。

 それに対してデザイン墓は、呼び名の通り従来のお墓の形状にこだわらず、デザインを起こしたお墓で、今では、プロの工業デザイナーがデザインしたデザイナー墓石も人気を読んでいます。


当店でも、デザイナー墓石が最近急激に増えて来ました。

瀬戸市宝生寺墓地 カーサメモリアSou
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尾張旭市平和墓園 カーサメモリアYasuragi Sara
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尾張旭市大久手墓地 カーサメモリアNagomi
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尾張旭市大久手墓地 オリジナルデザイン墓
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より自由に、より機能的にデザインすることで、結果後々のお手入れがしやすくなり、また、デザイン墓の場合、石屋任せにせず、お施主も一緒に「お墓創りに」参加して頂くため、御建立後も、自然とお墓へ足が向くのではないでしょうか。


 従来の和型墓石は、完成された「お墓」デザインだと、私は思っています。

それと比較するのではなく、まったく別の意味、「お墓」に対する愛着を意識したデザイン墓も、今まで以上に受け入れられる時が、来るかもしれません。



ご閲覧頂きありがとうございました。  木村







posted by キムラです。 at 22:10| 愛知 ☁| Comment(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月16日

墓石デザイン打合せ 竿石の変更提案 G654(中国産)

 今日は、以前からデザイン墓をご建立予定のお施主と、二回目のお打ち合わせです。

当店の基本デザインに墓誌版を組み込んだりと、オリジナルデザインを考案させて頂きましたが、そのデザインにさらに別のデザインの「竿石」を乗せたらどんなイメージになるか、見てみたいとのご希望です。

早速、色々なデザインの中からお気に入りの竿石をお選び頂き、最初の図面の墓石サイズにバランスが合うよう、その竿石のサイズをリサイズし、図面を作成します。

竿石変更.jpg




デザイン墓の楽しさは、まったく決まりがないので、お施主のご希望通されている墓石デザインをいかにお施主から聞き出し、「かたち」にするか、です。

基本形はありますが、墓地のサイズ、廻りとのマッチング、そしてご予算などを考慮し、出来る限りコストパフォーマンスに優れた墓石デザインを考案するのが、腕の見せ所です。

一件、一件デザインを考えますので、手間は掛かりますが、そのお墓が完成し、お披露目の時にお施主、またお身内の方から、お褒めのお言葉を頂いた時、その達成感は、なにものにも代えがたい嬉しさがあります。

手をかければ掛けるほど、良いお墓が出来上がります。



ご閲覧、ありがとうございました。   木村

posted by キムラです。 at 21:09| Comment(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月11日

お墓の建立:旭平和墓園N区画 和型丘カロートデザイン 大島石(愛媛県)


 完成です!
IMG_6360-2.jpg

 最近増えてきましたのが、和型デザインですが、墓石本体の下に「舞台」と呼ばれる「カロート」
(納骨室のことです。)を設置するデザインです。

今までの和型墓石は、カロートが地下にあるのですが、このデザインはそのカロートが地上にあるため、
「丘カロート」と呼びます。もちろん、地方地方で呼び名は変わると思いますが、この地方では、丘カロート
で、通じると思います。

利点は、お線香や花筒の位置が、従来の和型墓石より高い位置にあるので、かがまなくてもお墓参りが出来、
お掃除もしやすくなると思います。
ただ、使う「石の量」、そう「才数」ですね。その才数が多くなるので、どうしてもその分、ご予算が
必要になってきます。

 今回は、その丘カロートデザインで、総大島石造りでご依頼を頂いた案件が、無事完成致しました。

これからは、時が経つにつれ、大島石独特の青みが、より味わいのある表情として風格を醸し出す事でしょう。


ご閲覧、ありがとうございました。   木村

posted by キムラです。 at 22:07| Comment(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月18日

荘厳!お墓の納骨室に金色のお釈迦様:カロート(納骨室)内に仏画を影彫りそして象嵌 春日井市現場

 今回は、新しい技法がふんだんに採用された和型デザイン墓石のご紹介です。

最近は、あらゆる石材が中国に輸入され、日本で建立される墓石のおおよそ90%近くが、
中国で製作されています。
職人のレベルも高度な技術を持っていますが、中国といえば、色々な工芸品で有名で、手先の器用さは、
ご存知の事と思います。

 今回、そんな素晴らしい技法で、お墓のカロート内に、施主のお仏壇に鎮座ざれている「お釈迦様」と
まったく同じ「お釈迦様」を、彫刻したいとご要望がありました。
彫刻では、仏画の細い線は表現できないので、「影彫り」と言う技法で、カロートの壁面に「お釈迦様」を
彫り入れました。
出来栄えは、お見事、の一言です。
施主も出来栄えに、とても感激されていらっしゃいました。

水谷家カロート内部.JPG

 また、墓石の花筒には、桜の木を「象嵌(ぞうがん)」という技法で、花びらはピンク色の石を、
木の幹は、茶色の石をその形状に加工し、石の花筒に一つづつ、はめ込んで行きます。

とても細かい作業ですが、こちらも出来栄えは想像以上で、緑の映える石材「M-1-H]との相性も
良く、素晴らしい墓石が完成しました。
水谷家象嵌.jpg
水谷家完成.JPG

もちろん、当店標準仕様の(オプション代金は頂いていません)耐震施工も施し、構造的にも
しっかりとした墓石になっています。
水谷家四ツ石金具.JPG

水谷家ゴム.JPG

施主様の新しいお墓づくりの考え方に、感謝します。

ありがとうございました。



ご閲覧ありがとうございました。   木村

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2014年05月05日

墓石新規建立:和型オリジナルデザイン墓石 大島石(愛媛県) 愛知県みよし市辰己山墓苑  

 和型墓石も、最近はデザイン性のある墓石が増えてきました。

こちらは、当店のオリジナルですが、お手入れがしやすいように、所々に手が加えてあります。
人気も一番で、このデザインを基本に、三段型にしたり、色々と施主のご希望を取り入れ、
たった一つの墓石をデザインします。

安原家.JPG

手間は掛かりますが、完成した時のお客様の笑顔を頂けるだけで、私達も幸せな気持ちになります。

この現場もしっかりとした基礎を打つため、根切りの深さを40cm以上掘り下げ、かなり強固な基礎打ち
を致しました。

安原家根切り.JPG

とても落ち着いた、風格のある、墓所地が完成したと思います。

安原家完成.JPG

ご閲覧ありがとうございました。   木村
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2014年04月30日

渾身のデザイン墓石!:フリーデザイン墓石  高浜市クンナム(インド産)G614(中国産)

 まったくのフリーデザイン墓石のご紹介です。

今回の施主は、ご出身が四国の四万十川なので、その風景をなんとかデザイン化したいとの
ご要望がございました。



何通りかラフデザインを考え、その中からお選び頂いて、出来上がったのが、こちらの墓石です。

亀田家完成 (1).JPG

亀田家完成 (2).JPG

亀田家完成 (3).JPG

デザインだけでなく、コストも出来る限り落としたいので、高級石材の黒御影クンナムと、比較的
お値打ちなG614をうまく組み合わせ、施主のご予算内に納める事が出来ました。

石屋に注文する時のポイントは、最初に価格を提示すると、なんか安い石で適当に数字合わせの見積りが
出てきそうで、ご不安に思われる方が多いと思いますが、見積りにきちんと正式な石種名、そしてその石の
使用量(才数または切数)を明記してもらい、石種ごとの見積金額を出すよう指示し、そして予算を提示
すれば、数字でごまかすことは出来ません。

もっとも、石の値段を明確に提示していることが条件となります。

上記のような条件が整っていて、ご希望の見積り明細が出せる石屋なら、最初にご予算を提示したほうが、
結果、お値打ちな「お墓づくり」に繋がると、私は思います。



ご閲覧ありがとうございました。   木村



posted by キムラです。 at 21:19| Comment(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする