12月28日、今年最後の大安日にお墓開きをさせて頂きました。
天気も良く、風も無く、とても穏やかな一日でした。
完成したお墓は、晒を巻いて、お墓開きまで、待機です。
今回のお墓は、当店一番人気の洋型墓石ですが、竿石のサイズも標準より若干大きめですので、かなり迫力のあるデザインになります。
ここの墓地は、間口が1mもなく、奥に長い区画形状なので、デザインがどうしても限られてきますが、このデザインは、その区画にもしっくりと落ち着くデザインだと思います。
最近は、洋型デザインで御建立される方がとても増えてきましたが、建立される方の年齢層が若くなってきたのも理由の一つなのでしょうか。
熱心なお客様の中には、ご自身でデザイン画を起こし、ご持参される方もお見えになります。
和型、洋型を問わず「お墓」に関して興味を持って頂き、またそこからご先祖様の事を思い浮かべ、自分自身の存在をハッキリと浮き彫りにすることで、いかに自分自身が大切な存在であり、また多くの協力者によって「生きている」という実感が認識できるのではないでしょうか。
昨今、各メディアで「引き墓」とか、丘陵地帯などへの散骨墓などが増えてきていると報じられていますが、私個人としては、「お墓」を持たれないのは、本当にもったいない事だと思います。
仕事柄言うのではなく、お墓参りをした時の安堵感や、お掃除をした時の充実感は、お墓があってのことです。
それらを得るきっかけを放棄するのは、とても残念な事だと思います。
必ずしも、いわゆる「墓石」を建立しなくても、例えばホームセンターで豊富に販売されている石材を利用し、ご自身でお墓をデザインし、創られても良いのではないのでしょうか。
墓地そのものが不足してるのは事実でしょうし、これからは、もっとその傾向が顕著になってくる事でしょう。
でも、お墓を創る事が必要になった時に、墓石を建てるのではなく、ご自身の御利益(ごりやく)のためにも
是非、「お墓」を「創って」頂きたいと願っています。
ご閲覧ありがとうございました。
来年も宜しくお願い申し上げます。 木村