四月になり、寒暖の差が大きくなっています。
桜も満開で、明日の日曜日は、どうもお天気が良くないようなので、
今日、お花見をされた方も多いと思います。
私達も、毎日の天気はとても気なる事で、毎日チェックをしてますが、
最近は、お天気の移り変わりが激しく、不安定な気候が続いているように思えます。
さて、最近のお墓の傾向として、洋型墓石や、デザイン墓石が多くなってきていることは、
以前にもお話をさせて頂いたと思いますが、最近よりその傾向が強くなってきました。
また、従来からある「洋型墓石」ではなく、デザイン墓石にご興味を持たれる方が多くなって
きました。
特に、デザイナーデザイン墓石で御見積をされるお客様が、今年に入ってからも一番多く、
全高が低い形状が、地震に対しての安心感に繋がっているようです。
そんな中、昨年ご依頼を受けておりましたデザイナーデザイン墓石、
カーサメモリア Miyabi1(ミヤビ1)が、完成し、先週末に、お披露目となりました。
デザイナーデザイン墓石の先駆者、福田 和哉氏がプロデュースする
カーサメモリアは、従来の「お墓」のイメージをもっと親しみやすく、
しかしけっしてチープ感のない、どちらかと言うと、施主のステータスをも感じさせる、素晴らしいデザインで注目されている
デザイン墓石です。
そんな中でも、とても贅沢に「石」を使うデザインが、今回完成した
Miyabi1・ミヤビ1です。
カーサメモリアのデザインは、ワンサイズデザインの為、基本デザインを施主の墓地サイズに合わせて
リサイズしますので、結果、ご依頼頂いたお客様オンリー・ワンのデザイン墓石となる訳ですが、
しかし、このリサイズが腕の見せどころで、ただ単に縮小や拡大をしますと、墓石本体や外柵との
バランスが崩れ、本来のデザインと大きく異なってしまいます。
また、墓誌版や塔婆立てなどの付属品も追加する場合がありますので、それらをどう配置するかも
至難する所です。
今回のお施主、鈴木様のご希望で、オリジナルに墓誌とベンチの設置をご指示頂き、
当店のデザイナーと打合せを幾度も繰り返し、拝石スペースに充分設置は可能でしたが、
あえて、外柵と一体化する事で、墓地内の開放感を損なうことなく、組み込む事が出来ました。
ご覧の様に、このMiyabi1は、外柵が大きく逆Rデザインとなっていますので、無垢材から
R形状を出すために、使用する「石」の量が、とても多くなります。
また、墓石本体も竿石正面に大きくアーチデザインが施されていますので、
こちらも同じようにすべて無垢材からの削り出しとなります。
外見上のデザインもさることながら、大切なカロート部分には、キチンと水切りがしてあり、
外部からカロート内への水の侵入を防ぎます。
入り口は、オリジナルは墓地地面より高くなるのですが、こちらもお施主のご希望で、
墓地ブロックと同じ高さにし、サンドブラストの柄で、滑り止めも施し、
通路から、雨水の侵入を防ぐために、通路側に向かって、柔らかい勾配が付けてあります。
お墓創りの主役は、お施主です。
今の加工技術であれば、、大抵の事は可能ですので、どんどん石屋さんに相談することで
よりご家族にとっての大切な「お墓」が出来上がると、
私は、信じています。
お施主の鈴木様から、掲載のお許しを頂いておりますので、実際にご覧になりたい方は、
是非、現地まで出向いて、実物をご覧になって下さい。
春日井市の
潮見坂平和公園 第三区画にございます。
ありがとうございました。 木村